キャッチコピー
その乙女、LED系光属性につき。
その乙女、LED系光属性につき。
屈指の情報売買ベース・浄円寺データバンクの総帥にして異能力者を取り締まるキャプターを務めるシーゲンターラー謠子――に、仕える自称執事・平田篤久とは世を忍ぶ仮の姿、彼こそ謠子の伯父・浄円寺篤久。本来なら浄円寺家の跡取りだったはずの彼は、諸事情から相続したもののほとんどを姪の謠子に譲渡してしまった上、子どもの頃から「病弱で田舎で静養している」ということになっているが、その正体を知っている人は知っている。
ある日平田はそのうちの一人である亡父の友人・武菱政孝から、縁談を持ち掛けられる。その相手とは政孝の末娘にして才女と名高い女子大生・鈴音。鈴音は自ら望んで平田に嫁ぎたいのだという。しかし平田は固く心に決めていた――「俺は結婚はしねえ」。
計算高く、そしてストレートに好意をぶつけてくる鈴音を、平田は果たして退けられるか!?
絶対落ちない男・34歳と絶対落とす女・22歳による熾烈な攻防が、今始まる!!
クソロマンチックラブコメ。
『戸谷秀平の難儀 J-record.1』、『シーゲンターラー謠子の遊戯 J-record.2』既読推奨。
『平田篤久の意義 J-record.3』はどちらを先に読んでも多分大丈夫。
・『シーゲンターラー謠子の遊戯』より約1年10ヶ月後、『戸谷秀平の難儀』より約1年後くらいの、「事件性も何もない異能者の日常の話」です。
・『シーゲンターラー謠子の遊戯』既読だとちょびっとニヤリとするかも?
・『平田篤久の意義』との関連性がやや強めですが温度差がすごいのでご注意下さい。
・2019年9月文庫版頒布開始、2020年6月現在第2刷頒布中(在庫なくなり次第文庫版頒布終了)。
Web未掲載書き下ろし有。
短編
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