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思い出は四次元だから。
思い出は四次元だから。
東京で生まれ箱入り娘として育てられた律は、京都への憧憬を懐き続けて暮らしていた。京都で学生時代を過ごしていた悠樹はそのことを通じて知り合い、恋仲になる。二人とも東京で過ごしていたある日、新幹線に乗って京都へと旅立つことになった。旅の目的は悠樹の学生時代を巡ることである。律は憧れの京都と悠樹の過去を辿るうちにあることに気づいてしまい……。
実在する京都の名所を舞台に二人の過去と未来を描いています。なるべくガイドブックにない場所を選んで書いています。
東京の大学を出た学生はそのまま東京で就職しますが、京都の学生はほとんどがいつかは京都を離れます。悠樹にとっての京都はノスタルジアで、観光名所としての京都に加えて悠樹自身の思い出が見え隠れする旅の記録をお楽しみいただければ幸いです。
短編
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